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ファーストサンプルの意義は大きかったのだが、依然細部の情報に乏しいため、これ以上の精度を上げたセカンドサンプルに移行できないというジレンマが発生した。
ネームプレートの文字も未確認のまま、MAIN FORCE PATROLでいこうかとの意見もあった。
しかし、何か釈然としないわだかまりが残っていた。
誰も見た事のない最高のもの作りを目指すということは、至上命令だった。 そんな煩悶とした時を送っていた時、図-3の写真が本国のFAQから浮上してきた。
グースが、ジョニーの細工により転倒した後、通りかかった農夫に車を借りて帰るシーンの撮影の時に撮られたスナップだ。(<図-3>)
その胸には、これまでになく明確にバッジの輪郭が写っていた。
興奮した。
<図-4>は、このバッジを拡大し右半分しか写っていないため、左半分も合成し作った画像だ。
全ての謎が氷解した一瞬だった。
最大の謎、ネームプレートの文字もMAINTAまで写っていた。
MAINだけなら 、また謎が深まるところだったが、MAINTAIN RIGHTに間違い無かった。
MAINTAIN RIGHTとは、「正義を行使するもの」
もっと日本語風にいうと正義の使者だ。
こんな文字が書かれていたとは!
この写真は我々に奇跡を起こした。
サンプルの製作は一挙にペースがあがった。 設計図面の修正〜細部のクレイモデルの試作〜金型製作へと一気すすめる事ができた。
今見る事ができる最終サンプルは、こうして生まれた。
遠くで中島みゆきが唄っていた。
「ヘッドラ〜イト.. 旅はまだ終わらない〜」
男達の頬に熱いものが流れた...
「プロジェクトMAX!(完)」
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