<プロジェクトMAX 「男達の M.F.P. BADGE 開発!」>
  <細部がわからない?>
  男達は途方にくれていた。
「こんな写真で何がわかる!」
すでに20年以上経過した作品の情報は思うように集まらなかった 。
MFPバッジの設計を始めて3ヶ月。作業は困難を極めた。
細部の形状が分からなかった。
<図-1>を見れば分かる通り、最大限に拡大してこの精度だった。
ほぼ全く細部のディティールは、追求のしようが無かった。
「バッジ上部の翼の形状がわからない」
「バッジベースの盾のフチがわからない」
「星の足はネームプレートを突き抜けているのか?」
不明な事ばかりで、 男達の開発は暗礁に乗り上げた。
そして、最大の謎、
「ネームプレートには何と刻まれているのか?」

M.F.P.
MAIN FORCE PATOROL
M.ROCKTANSKY

そのいずれもが、正しく思えた...
「プロジェククトMAX!!」

  <ファーストサンプルの完成>
  DVDはそれこそ幾度となく拡大>スロー>コマ送りをくり返し、細部のチェックを行った。
大体の形状はなんとか把握する事ができた。
原形製作を依頼するための資料もなんとか作成する事ができた。
原形製作をされる職人の方は、これまでの経験を生かして、
「とにかくファーストサンプルを作ってみましょう。」と、言っていただいた。
<図-2>のファーストサンプルが完成した。
ネームプレートの文字は今だ不明であったが、全体のフォルムを一度確かめてみようということだった。
サンプルを見て驚いた。 さすが、職人的なカンとでも言おうか、造型に対するセンスと言うのだろうか、図面上では見えてこなかった、立体がきちんと表現されていた。
このサンプルを見た時「すごいものができそうだ」と予感した。

  <衝撃的な1枚の写真>
 

ファーストサンプルの意義は大きかったのだが、依然細部の情報に乏しいため、これ以上の精度を上げたセカンドサンプルに移行できないというジレンマが発生した。
ネームプレートの文字も未確認のまま、MAIN FORCE PATROLでいこうかとの意見もあった。
しかし、何か釈然としないわだかまりが残っていた。
誰も見た事のない最高のもの作りを目指すということは、至上命令だった。 そんな煩悶とした時を送っていた時、図-3の写真が本国のFAQから浮上してきた。
グースが、ジョニーの細工により転倒した後、通りかかった農夫に車を借りて帰るシーンの撮影の時に撮られたスナップだ。(<図-3>)
その胸には、これまでになく明確にバッジの輪郭が写っていた。
興奮した。
<図-4>は、このバッジを拡大し右半分しか写っていないため、左半分も合成し作った画像だ。

全ての謎が氷解した一瞬だった。
最大の謎、ネームプレートの文字もMAINTAまで写っていた。

MAINだけなら 、また謎が深まるところだったが、MAINTAIN RIGHTに間違い無かった。
MAINTAIN RIGHTとは、「正義を行使するもの」
もっと日本語風にいうと正義の使者だ。
こんな文字が書かれていたとは!
この写真は我々に奇跡を起こした。
サンプルの製作は一挙にペースがあがった。 設計図面の修正〜細部のクレイモデルの試作〜金型製作へと一気すすめる事ができた。
今見る事ができる最終サンプルは、こうして生まれた。

遠くで中島みゆきが唄っていた。
「ヘッドラ〜イト.. 旅はまだ終わらない〜」

男達の頬に熱いものが流れた...
「プロジェクトMAX!(完)」

<図-1>

<図-2>

<図-3>

<図-4>

前のページに戻る