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再びブロークンヒルまで戻って来たが、まだ街の中にイベントの気配はない。
そこで、明日イベントが開催されるミュージシャンズクラブというところに行って見る事にした。
参加の予約をするのと、すでに予約されている人数がどれくらいか分かれば、イベントの規模も分かると考えたからだ。
ミュージシャンズクラブは想像していたよりずっと大きなホールだった。
受付嬢に明日の予約をし、一体参加者がどれくらいいるのか聞いてみた。
彼女は「数えきれない!」と笑っていた。
受け付け帳を覗き見ると50人や100人どころではない様子だった。
明日の7時にここに来れば、間違いなくイベントが開催される事は分かった。
ミュージシャンズクラブから、宿泊しているシルバースペードモーテルは歩いて5分とかからないところだったので、街を見物がてら歩いてモーテルまで戻る事にした。
そして、モーテルに向かう駅前の道を歩いていると、
ガロン、ガロンとクラシックなエンジン音がした。
明らかに70年代のアメ車のエンジン音だ。
すると前方に大きなトレーラーが見えた。
カーディーラーが使う車を運ぶ為のトレーラーだ。
黒い車体にドクロのマークの入った、バッドコップが運転していた、車がトレーラーに積み込まれていた。
その後ろには、 RWインターセプター、イエローインターセプターと続いていた。
間違いなく主催者だ。この中に、スコットやピーター達がいるか。
もしくは何らかの連絡が取り合えるに違いない。
彼等の作業をしばらく見た後、一人のデカイ男に話し掛けてみた。
2mを猶に超す巨人だ。
(彼の名はアル、通称ビッグ・アルと呼ばれれてるのを知るのは、最終日の打ち上げパーティーでの事だった。)
「私達は日本からこのイベントに参加する為に来た。主催者のスコットもしくはピーターをしらないだろうか?」
ビッグ・アルは、「君達の事はよく知ってるよ。本当に日本から来たのか?
クレージー」と笑って一人の男を紹介してくれた。
スコット・スミスだった。
彼等は、メルボルンからこの車両を運び込んだそうだ。
明日、朝からRWを撮影したロケ地でこの車両を使って撮影をおこなうので、見に来たらいいよと、気さくに答えてくれた。
私達の宿を教えその場は分かれた。
いよいよ、彼等と出合う事もでき、明日からのイベントに胸踊った。
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